喫煙所から美鈴 31才私も旦那も喫煙者です。
先日から煙草が値上がりし、ただでさえ苦しい家計が余計苦しくなりました。
最近では喫煙が悪みたいに言われて、喫煙者は肩身が狭いですよね。
しかし、良い事もあるんです。
少し早めに家を出て出勤した朝は、駅の側にある喫煙スペースへ。
そのスペースはとあるビルの1階にあり、扉も屋根も自動販売機もあります。
出勤前のサラリーマンに混ざって、私は缶コーヒーで一服します。
結構大勢の人で賑わっていることが多いのですが、その日は私の他に2~3人しかいませんでした。
私が煙草に火をつけると、すぐに人が出て行ってしまい独りに。
なんとなく寂しいなと思っているところへ、スーツを着た男が1人入ってきました。
私と同じ缶コーヒーを買ってから煙草に火を点けます。
手持ち無沙汰で、ソワソワしていた私は、同じ缶コーヒーを買っていた男に親しみが湧き話しかけてみました。
感じのイイ笑顔で私と談笑する男。年齢は40~50歳くらいでしょうか。
ちょっとダンディーなイイ男でした。
5分程お話した後、私は軽く会釈してその場を去りました。
次の日、私はまた早くに家を出ました。
またあの男に会いたいなと期待していたのです。
喫煙スペースに入ると、男は既に缶コーヒーで一服している最中でした。
私は男の隣に立ち、また話しかけました。
「おはようございます」
「あ、おはようございます。あ、そう貴女、昨日コレを忘れていましたよ」
男が差し出したのはライターでした。
いつも100円ライターを何本か持っているので、全く気付きませんでした。
「すみません、ありがとうございます」
手渡されたライターを見ると、なにか文字が書いてあります。
おやと思いよくみると、携帯の番号のようです。
隣の男は私がライターを見つめているのを確認したのか、
では失礼と言って出て行ってしまいました。
もしかしてこれは誘われている?
顔が赤くなるのが自分でも分かりました。
旦那と結婚してから、そんな男女のやりとりみたいなことはすっかり忘れていた私。
嬉しいような、恥ずかしいような、くすぐったい感じの気持ちです。
その日は1日中、男の顔が頭から離れませんでした。
好きになってしまったのかしら?
でも、それとは少し違うような・・・?
頭の中の整理がうまくつかず、仕事が終わると同時に男に電話をかけてみることにしました。
「もしもし、私、朝ライターを受け取った美鈴と申しますが」
「あぁ、どうも。お電話ありがとう」
「あの、私・・・」
「どうですか、これからお食事でも」
「え、あのっ」
「まだ例の喫煙所の近くにいらっしゃるなら、いかがですか」
「えぇと・・・・・・」
「喫煙所の変わりに、煙草を吸えるレストランにご招待しますよ」
言われるままに、私は男の誘いを受けることに。
本当はすぐに「行きます」と言ってしまいそうでしたが、何かが私にブレーキをかけていたのです。
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